長崎市科学館
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色が変わる?! 不思議な戸棚
~色が変わって見える錯覚の工作~

目の錯覚を利用した工作
  不思議な錯覚戸棚
なんで色が変わって見えるのかな?
  ★★☆ ちょっとむずかしい
錯覚、ムンカー錯視、色の同化、色の対比




よういするもの
❏赤、黄緑、青、黄色の色画用紙(おりがみでもOK)
❏白の画用紙や厚紙

❏はさみ ❏のり ❏フェルトペン ❏セロハンテープ ❏定規 ❏鉛筆

はさみなどでケガをしないように十分に注意してください。




つくりかた
 
この工作は少し根気が必要です!

青と黄色の色画用紙を縦15cm×横12cmに切る。
色画用紙がない場合は、白い画用紙に折り紙をのりではりつけてから切る。
  切り抜くための下書きをします。

画用紙に、0.5cm間隔で縦線を引く。
上端から0.5cmのところに横線を引き、
その線から6.5cmのところに横線を引く。
下端にも同じように線を引く。
  これで下書きはおしまいです。
  切り取るときに分かりやすいよう、
穴を開ける部分に印をつける。
  定規をあてながら、カッターで切り取る。
図のような間隔で上下に11個ずつの穴が開いた格子ができあがります。

カッターを使うときケガをしないように注意!
  白い画用紙に格子のサイズと同じ大きさの青と黄色の画用紙をはりつける。
  格子が開け閉めできるよう図の赤い枠のあたりに、セロハンテープを貼る。
青の色画用紙の上には黄色の格子、黄色の色画用紙の上には青の格子になるように!
  赤と黄緑色の色画用紙を好きな形に切り取る。
今回はリンゴと洋ナシの形に切り取りました。
  切り取った色画用紙をのりで張りつけたら完成です。

同じ色が隣り合うように並べてね!
  青と黄色の格子を閉めて見てみると
同じ色で作ったはずのリンゴ同士、洋ナシ同士が違う色に見えます!

少し離れて見ると錯覚がおきやすくなるよ!

青い格子のリンゴは青みがかった赤、
黄色の格子のリンゴはオレンジっぽく見えましたね。
同じように青い格子の洋ナシは青みがかった黄緑、
黄色の格子の洋ナシは黄色みがかった黄緑に見えたはずです。




まめちしき
  なんで色が変わって見えるのかな?

同じ色の画用紙を使ったのに、違う色に見えるのはどうしてでしょうか。実は、私たちの脳がだまされているからなのです。今回の目の錯覚は「ムンカー錯視」と呼ばれ、周りの色と同じ色に誘導される「色の同化」と反対の色に誘導される「色の対比」によって色が違って見えると考えられています。

色の組み合わせや格子の太さをかえて、錯覚の起きやすさを実験してみてね!
 
 
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